介護職の日本語能力のおはなし

・問題はその日本語のレベル。はっきりいって、日本人介護職でも日本語の怪しい人はいくらでもいるわけでして。 QT @zwiebelkuchen(外国人介護職について)日本人を相手に仕事するんだからどんな仕事でも日本語ができなければ論外だ。
Mixiの介護系コミュみるとわかりますが、ロジックもさることながら、敬語表現・「てにをは」すらまともに書けない書き込みが多いこと多いこと。「コミュニケーションさえ取れれば問題ない」と平気でいうが、それ以前に不愉快になることも。
・論理と科学を遠ざける限り、介護はいつまでたっても職業として進化もしないし、社会的地位も上がらない。このあたりは看護の歴史に学ぶべき。医療的知識を身につけろ、というのとは別問題として、です。


以下、私の意見に対するリアクション(無断引用失礼!)。


・kuremai @naoto_a 「論理と科学」…。 その昔、「利用者に愛情を以て接すれば、感染症はうつりません!」という主張が為された時代があったそうですがw 介護の「学問」としての体系化は、今後どのように構築されて行くのかは、私には不可解な部分もありますね…。
・gatadeklaus @naoto_a 「てにをは」…耳の痛いお話しですね…私にはまったく自信がありません。
・Guy_coolguy @naoto_a 同感ですね。25年間ほど急性期医療に関与した仕事をしてました。一時期医療ビジネス(コンサルも含め)とは決別をしたのですが、なぜか縁あって介護の世界に接触するようになりましたが、仰せのとおりの現状ですね。 今日はスピーカーとして2時間ほど講演してきました。


さらに以下、私からの補足。


私の言わんとすることは、現在の日本人介護職の日本語能力うんぬんでクサしているわけではなく、外国人介護職の話題になるとすぐ難癖をつけて排斥しようという方向に振れやすいことへの意見です。このマインドの裏側にはおそらくは他の職業に対する劣等感や外国人に対する見えない差別意識があるでしょう。そこはちゃんと真正面から見つめないとダメだと思います。
だいたい、「外国人が入ってくると雇用が失われる」とか(これってそもそも「外国人には介護は無理」という話と矛盾している)経済学的にも実像としても嘘っぱちだし、「外国人を入れる前に日本人介護職の賃金待遇を上げろ」なんていうのは別問題(待遇は確かに改善すべきでしょうが、このロジックではダメ)でしょう。