マッサージ店へ行ってみた。

昨日、業界最大手と思われるマッサージ店へ行ってみました。
私はフットマッサージが好きなので、「オイルマッサージ」の25分コースを選択。すると、「お好きなオイルをお選びください」と言われたので、ラベンダーとベルガモット(紅茶のアールグレイで使われる)を選択しました。ところが「別途525円がかかります」


「え?オイルコースの代金に含まれてないの??」と少々カチンときました。「するてーと何かい?これを断ると何の油をつけられるか?」と言いたくなるのをぐっとこらえておりました。


すると店員さんは「フットバスをご利用の間(5分)、腕や手のマッサージはいかがですか?」と言われたので、「おー、そりゃいいなぁ」と思うと「別途1,050円かかります」「ご利用される方も多いんですよ」ときた。マクドナルドではないが、こういうしたたかなセールスをするんだな、と感心するやら。


でも25分でここまでお金がかかると、中洲の別のマッサージ店の方がいいのでは 別の安いマッサージ店の方がいいかなとも考えてしまったのでお断りすると、今度は「フットマッサージはひざ上15CMまで行いますので、ズボンのシワが気になるようでしたら着替えのパンツはいかがですか?」と言われたので、「そりゃごもっとも」と思うと「レンタル料として100円いただきます」ときた。 「ここは新手の風俗店かっ!」「うーん、たかが100円だけど、何かいやだ」と思ったので、結局最低限と思われるコースでお願いしました。


店内を見ると、多くのエステシャンが忙しそうに動いています。さすがは大手、よく繁盛してます。エステシャンにフジテレビの中野美奈子アナウンサーに似た方がいたので、「あの人にあたるといいなぁ」などと思いつつも、残念ながら 違う方が担当に。まずはフットバスで足浴。ところがこのフットバスは発泡スチロール製の簡易バス。「う〜ん、これなら近くの別の店で、着替え無料・オイル料込み・ジェットつきのフットバスで30分コースの方がよかったんじゃないか」とやや後悔。


さて、いよいよ肝心のマッサージ開始。結論から言えば「非常によかった」。ここまで散々文句を垂れておいてなんですが、うまい。気持ちいい。私は仕事の関係上、日本フットセラピスト協会(http://www.spiro.co.jp/index.htmlとお付き合いしてますが、そこのマッサージと匹敵する心地よさ。さすがは老舗の大手、エステシャンも見事なお仕事でした。


で、終わってから、なんでこんなオプションだらけの料金体系なのかなと考えて見ますと、結局チェーン・オペレーションでやってるからなんでしょうね。つまり、本部が各店舗からロイヤリティ(のれん代、通常は営業利益ベースからパーセンテージを設定)を課すとともに、オイルなどの消耗品を本部経由から仕入れる仕組みになっているからだと思われます。要はラーメンのチェーン店と同じ。本部からタレ・スープ・麺などを仕入れるのと同じなのでしょう。


余談ながら、ラーメン店で店名は同じなのに味が違うことがありますよね。あれって店主が利幅を増やすためにスープを薄めて使ったり、業務用スープを混ぜたりするためだそうです。要は不正行為。マッサージ店の場合、ノウハウがラーメン以上に個人についてしまうので、安易に独立されたりすると困る仕組みになっていると思います(だからマッサージ店はエステシャン養成のスクールも同時に運営しているところが多い)。


さらに余談。ラーメン店は、いろんな点で経営ノウハウがつまった業界のようです。

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上記はマンガですが、経営というものを学ぶさまざまなヒントに満ちています。特に開発部門が強い企業は参考になるかもしれません。