ＡＩＰ様の新人研修（仕事の基本編）

今日はＡＩＰ（高度ＩＴ人材アカデミー）様で、新入社員研修を担当いたしました。今日のテーマは「仕事の基本」。なおこの記事は受講者を対象としたものです。
では、まず今日の復習を。

1.「働く」とはどういうことか？
　働く目的には「経済的」「自己実現的」「社会貢献的」な欲求に基づくものがあり、バランスを取ることが大切であること。また、「働く」ことは人生において多くの時間を割く以上、家庭やプライベートだけでなく、仕事も「人生の幸福」となり得るよう努力することが重要。
2.会社の存在意義と私たちの役割
　企業の存在意義は、「顧客に『付加価値』を提供」すること。そのためには顧客満足、さらにその裏側にある従業員満足を追求する必要があります。その実現にはＱＣＤＭＳという要素があることを理解しましょう。
3.組織と個人
　組織は「協働」のためのシステムです。「協働」のためには「共通目的」「貢献意欲」「コミュニケーション」が必要であること、さらにルールがあることを理解しましょう。
4.仕事の取組みの基本
　「仕事を進める」とは、マネジメントサイクル（ＰＤＣＡ）を回すことを意味します。ＰＤＣＡの各ステップの重要性を認識するとともに、このサイクルを早く正確に回すには、報告・連絡・相談といったコミュニケーションを上手く行うことが重要。報・連・相のポイントは職場に戻ればすぐにでも使えるものなので、よく復習をしておいてください。
5.将来設計と自己研鑽
　現在はまだムリかもしれませんが、早めに自分の目標を持ち、そのためには何をすべきかを「自律的」に考え行動ましょう。何もかも会社が提供してくれる時代は既に終わっています。

さて、今日の講義でお話した事例について、興味のある方へ参考文献をご紹介します。
まず、私も尊敬する経営者、ワタミ社長の渡邉美樹さん。名前から誤解している方もいらっしゃいましたが、実は男性です。

青年社長(上) (角川文庫)

経済小説の第一人者、高杉良氏による渡邉社長をモデルにしたベストセラー小説。
渡邉社長自身も多くの著作物を執筆されています（いつそんな時間を作っているのだろう…）。今日のテーマでもあった「目標を持つことの重要性」については下記の書籍がおすすめ。

夢に日付を! ~夢実現の手帳術~

「ワタミグループ」の事業については下記の本が良いでしょう。

新たなる「挑戦」―夢をカタチにする時 (ソフトバンクビジネス)

ディズニーは経営学、とりわけＣＳ（顧客満足）の分野でよく取り上げられます。読み物としておもしろいものは下記の２つ。

ディズニー7つの法則

これはフィクション的に書かれていますが、ディズニーのサービスを支える秘密がわかる良書。

ディズニーランド物語―LA‐フロリダ‐東京‐パリ (日経ビジネス人文庫)

ところが、こっちの本を見ると、なかなかどうしてディズニーも結構苦労してるんだなーということがわかります。ディズニーランドの歴史を知りたければどうぞ。すぐに読めます。

さて、明日は「コミュニケーション」。これはおもしろい研修ですよー。
今日はお疲れ様でした。明日も頑張りましょう。
今日の講義についてご質問・ご意見・ご感想があれば、コメント欄へ書き込んでください。

エデュテイメント・パートナーズ　秋満