マジシャン・セロのタネ

今日、コンビニに行ったら有名マジシャン・セロのマジックのタネ(ほぼ全マジックを網羅!)が掲載された雑誌がありました。最近この手の暴露系雑誌が増えてますが、セロ好きな私は思わず手に取って読んでみました。というも、ネットでもセロのマジックのタネはほとんど情報として出ていなくて、あっても小ネタばかりだったもので、つい。

さて、結論からいえば…。


サクラやテレビ局の強力なサポートあってのあのマジックなんですね。


まあ、そりゃそうだと思いつつも、ちとガックリ。ポスターからハンバーガーが出てくるのも、テレビ局からの瞬間移動も、閉じた缶からコインが出てくるのも、水槽の中へ手が入っていくのも…。

見事なといえば見事なトリック。要は見ている者の視点を逸らす(ミスディレクション)ことや行動の誘導(マジシャンズ・セレクト、ドラマ「古畑任三郎」にもこのネタを使った犯罪がありました)、錯覚を誘うもので、それを成功させるのはやはりセロのような訓練を積んだマジシャンじゃないとたちまちバレてしまうものでした。

先人たちの知恵の蓄積があっての現在の超魔術でしょうが、こういうのって人間をよく知っていないとできないですね。で、無理やり話をつなげると、ヒューマン・エラーというのはそういうもの。人間というものを知ることによってエラーを抑制することはできます。ということで、リスクマネジメントの研修ではヒューマン・エラーまで学習すべきだというのが私の考えなんですが。

…しかしなぁ。テレビ局ってあそこまでしてスターを作り上げ、スポンサーをつけるのか…と思うと、ちょっと怖かったりします(- -;