レバリッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

レバレッジ・リーディング

「速読よりも多読」というわけで、ベストセラー本を買って読みました。なるほどなぁと思われる点が多くあって、10月からほぼ2日に1冊くらいのペースでガンガン読んでいます。上記の本の筆者、本田さんが主張しているのは、「本には長年の英知とエッセンスが詰まっており、実際に経験するよりずっと短い時間で同じ経験ができる」「本は非常に投資効率の良いツールである」だから速読というより多読しよう、とおっしゃっています。あたり前と言えば当たり前なんですが、こう改めて指摘されるとなるほどなぁと。

というわけでここ最近読んだ面白かった本を。

松下幸之助 叱られ問答 (Chichi‐select)

松下幸之助 叱られ問答 (Chichi‐select)

松下幸之助関連の本は、本田宗一郎関連と並んでやはり面白い。目から鱗の話も本当に多いのですが、当時実際にこんな経営者の下で働いていたらかなりキツイだろうなぁとも思いました。それでもついていってしまう人間的な魅力がお二人には当然あったのでしょうが。
世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

世界一やさしい問題解決の授業―自分で考え、行動する力が身につく

これまた最近の大ベストセラー。中高校生向けに書かれたロジカルシンキングの本で、マッキンゼー出身のコンサルタントの渡辺さんによって書かれています。通常この手の本は、初心者向けのために内容のレベルが落ちてしまうか、奇をてらったわりに大して中身のないような本になりがちですが、この本はよく書けてるなと思いました(我ながらエラそうにw)。ロジカルシンキングに関して、基本的にロジックツリーの汎用性に絞り込んでいる点が最大の工夫点。
病院経営 失敗の法則

病院経営 失敗の法則

再生支援投資会社が書いたと思われるリアルな病院経営失敗例集。同社の宣伝部分は割り引いて読んだ方が素直に楽しめる(?)かもしれません。きちんと医療制度を踏まえて事例分析をしているので、医療関係者の方々は熟読に値する内容です。ただし、「事例集」であって解決策は何ひとつ書かれていませんのでそこはご了解を。

さて、明日はたぶんアマゾンから2冊届きます。経営工学関連(IE)の本ですが、前から読みたかった本なので、また読み終わったらレビューします。