正・准看護師と介護福祉士についての雑想(一部修正アリ)

・療養型病院の看護部長曰く、「准看護師の戦力化を図らないと、病棟は回らない」。
・初めて知ったのですが、准看護師は能力的には正看護師と大きな差があり(注:ここでいう能力とは職務範囲)、どっちかといえば介護福祉士の方に近いのだとか。
・もうウン十年と正・准看護師の統合は議論されてきたにもかかわらず、いまだにそれができない原因は医師会であることは良く知られてますね。要は人件費として安くあがる准看護師制度の温存を後押ししていると。
・このわかりにくい正看護師・准看護師・ケアワーカー(介護職・看護助手)という構造は、不要なヒエラルキーと軋轢を病院組織の中で生み出しているだけのことで。
・んじゃどうすればいいかといえば、准看護師を廃止、正看護師か介護福祉士のいずれかのキャリアを選別してもらうのがまず1点。
・現在の動向では高齢者施設では医療処置の必要度が高まっており、慢性的な看護師不足から、介護職に一部の医療行為を「許容」する方向になってます。そう考えると、介護福祉士資格のハードルを准看護師近くまで上げるようにし(もしくは介護福祉士の上級資格を作るか)、医療行為を合法化する。
・そうなると、既存の介護福祉士スキルアップや責任だけが重く求められることになるから、給与水準を若干上げる。そういった資格要件の整備と病院・施設の人員配置基準のコントロールをすれば人件費総額としては変わらないし、質もむしろ上がることにならないだろうか。
・現在の看護師−介護職の連携における問題点もこれでかなり解消されるように思うし、そうなれば療養型・老健・特養の住みわけも明確になるように感じますが、どうでしょうね?
・当面人数確保が必要とはいえ、不可思議な動きですね。さて、誰が得をするでしょう? RT @gatadeklaus @naoto_a 介護の方では、試験不合格者対策?として「准介護福祉士」なんてのが用意されているとなると、ますます状況が複雑になるばかりですね...